オーディオコラムの部屋


私が感銘を受けた、菅野沖彦氏による言葉



GOLDMUND MIMESIS SR M250 ME 新発売!
2005/09/18
先頃、発売された季刊誌、「STEREO SOUND」をつらつら眺めていると、
GOLDMUNDからMIMESIS SR M250 MEが新発売されるとある。

何と、私が使っているMIMESIS SR M2.3MEより、一回りも二周りも小さい。

むむ?
コンパクト志向と言う奴に、再び回帰して行ってしまうのか?

新モデルが発売された、と言うだけで悔しいのに、
この上、
外観まで従前の(コンパクトな)ものへ戻ってしまうとなると、
わてが気に入って使っているSR M2.3ME、
何だか、そのアイデンティティーまで否定されてしまったようで、
全くもって不憫な話に感じてしまう。

だが、
よーく読んでみると、

ありゃ!?
このパワーアンプ、D/Aコンバーターが付いていらっしゃる!?

そう、
SR M2.3MEの後継機、SR M250MEは、
恐るべき事に、D/Aコンバーター付きのパワーアンプなのである。

でも、
何だかよく分からないなぁ。。。

確かに、GOLDMUNDは、全社を挙げてオールデジタル化を推進している。

D/Aコンバーター付きのプリアンプに、D/Aコンバーター付きのスピーカー。

伝送ロスが削減されるのは、そりゃ、良い事には違いないけど、
それは、上から下まで、ぜ〜んぶGOLDMUNDで固めた上での恩恵である。

つまり、
マニアにとっての最上の幸せ、「組み合わせの楽しみ」と言うものが、
問答無用に吹っ飛んでしまう。

一般的な常識からすれば、
D/Aコンバーターなんて、
せいぜいCDトランスポートから結ぶくらいのもんであろうに。

けど、
外人の発想は凄いと思う。

決まった枠と言うものに、何ら縛られる事なく、
例え、まるっきり異形の仕組みであっても、
それが良いモノであれば、
こうして、ドドーンとユーザーに御提案してしまうのである。

CDP→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカーのオールデジタル伝送。【註】

そんな発想、
ここ日本においては、とても受け入れられ得ないものであろう。

何せ、新規格を立ち上げるようとするようもんだから、
大きなメーカーほど、ベラボーな社内稟議は、必要不可欠なものであろうし、
「失敗したら、この責任は一体誰が取るんだ!?」なんて話に、直ぐになってしまう。

これは、デザインにおいても言えることで、
例えば、日産のカルロス・ゴーン氏、
社長になって、先ず最初にやった事の一つが、デザイン部を社長直轄にした事だとか。

ゴーン氏が社長になる前においても、
日産社内では、素晴らしいデザインが結構生まれていたそうなのだが、
社内の各部署をたらい回しされるうちに、
何だか無難なデザインに改良されてしまっていたのだと言う。

それが、日産の売上不振を導いた事の原因の一つになっていた。
(一部を除いて、当時の日産車は、ダサダサだったもんなぁ。)

事程左様に、
大きな組織の中では、進取の気性は、なかなか取り入れ難し、と言う事のようである。

ところで、
SR M250MEの性能自体はどうなんだろう?

値段を見てみると、前モデルと全く同じ。

と言う事は、
コストに掛ける予算は決まっているだろうから、
D/Aコンバーターを付加した分、
どっかのコストが削られていると言う事になる。

もしかして、
純正以外の組み合わせでは、グレードダウン???

などと、ついつい、いぶかしんで見ざるを得ないのだが、
こと、このオーディオの世界は、実際に聴いてナンボ、の世界である。

ひょっとして、
技術の日進月歩の方が、勝っているのかもしれないし、
小さくなった分、配線等のコスト減にも繋がっている事も考えられる。

円高差益も、あるのかもしれない。

是非、一度、体験してみたい気持ちはあるが、
くすん、
ただいまクレジットブルー真っ盛りの身においては、
そんな購買欲を煽るような試みは、まさに自殺行為。

わしゃ、アキバへは、もう金輪際行かねぇぞっ!!

と決めている事でもあるし、
ここしばらくは、自重こそが肝要であろう。

が、しかし―。

http://www.cafe-athome.com/index1.html

こ、こーがくのために、一回くらいは。。。

あぁ、下半身タイガース!
こればっかりは、実に、しまりのない奴なのである。

【筆者註】

GOLDMUNDのオールデジタル化については、
今のところ、全製品を対象にはしておらず、
スピーカーであるLOGOS FAMILYなどを通じたご提案であるらしい。
(DAC+パワーアンプ付きスピーカー!?)

無論、SR M250MEには、きちんとスピーカー端子は装備されており、
デジタルでスピーカーへは結ぶ事はできない。

貝崎さんへの書簡 〜C-1EX〜
2005/04/30
   □ ※ 筆者注 ※
   □ 2004年春先、ローゼンククランツの貝崎氏に宛てた私の書簡です

貝崎様

しかし、
それにしても、
このパッシブコントローラーの威力は、本当に凄いですね。

以前使っていたアキュフェーズのC-275Vは、100万以下ではピカ一だと思ってましたが、
どうしてどうして、
こんなに音楽を生き生きと鳴らし込むプリなんて、初めて体験いたしました。

しかも、
昨年東京視聴室へお邪魔させて頂いた時の音とも全然別物。

その時の体験も、大変、素敵なものでしたが、
音が、こんなに前へ来る感じはありませんでした。

音楽が立っているのです。

以前、菅野沖彦さんが、

「正確に再現する事と、音楽的に良いという事は、全くの別物なのだ」

と言う事を、講演で仰ってましたが、
本当にその通りです。

そして、こうも仰ってました。

「譜面を正確に表現する事も大事な事だが、
 人間が演奏したものを、人間が聴く訳だから、
 いかに聴いてる人を夢中にさせる事ができるか?と言う技術、
 それこそが、音楽が音楽として芸術たり得てる所以(ゆえん)なのである。」

だからこそ、

「オーディオとは、個人が芸術を所有できる最高の趣味なのだ。」

私は、このパッシブコントローラーC-1EXを、拙宅のシステムに組み込んだ時、
この菅野沖彦さんの言葉を、まざまざと実感いたしました。

まさしく、貝崎さんがお持ちの技術が、今まさに旬に入っているのだと断言できます。

また、
C-1EXのフェイスに漂う風雅な香りには思わずにんまりです。
(私は、見てくれ派でもあるのです)

高いお金を出して買うのです。
眺めて、うっとりするものでないと、やはりいただけません。
(余計な事ですが、HP上の写真は写真写りが悪過ぎますね)

見目麗しき風貌と、
音にも、圧倒的な存在感。

幸せな一時を、また一つ手にする事が出来ました。

今までは、
機器の買い替えが激しかった私でありますが、
恐らく、プリに関しては、もう悩まなくて済みそうです。

何せ、
これだけの音を出せるプリなんて、
私の拙い経験を紐解いてみても、今まで一度も味わった事がありませんから。

ですから、
今回も、非常に良い買い物をさせて頂きました。
本当に感謝させて頂きます。
ありがとうございました。

これからも宜しくお願いいたします。

【参考】ローゼンクランツHP
http://www.rosenkranz-jp.com/

オーディオ書簡〜その3
2005/04/22
昨晩、ニュースステーションを眺めていると、
突如、こんなニュースが飛び込んで来た。

「次世代DVD規格統一に向けて、東芝とSONYが協議を開始。」

むむ!?
ホンマかいな!?

しかし、
確かに、これは嬉しい知らせ。

だって、
必ず、どちらかの規格が淘汰されて行く訳だから、
負け組のメディア機器を買わされた方は、溜まったモンじゃない。

DCC、
つまり往年のデジタル・コンパクト・カセット(Digital Compact Casette)みたいになってもらっちゃぁ困るのである。

【参考】日本DCC保存会本部
http://www.asahi-net.or.jp/~iy8t-snd/DCC.HTM
(世の中、色んな方がいらっしゃいまする^^)

でも、
現在発売されてるブルーレイは、どうなっちゃうんだろう?

両社協議の上、新しい次世代DVD規格立ち上げ、ってな事態になっちゃったら、
それは現在のブルーレイ所有者は怒り狂うだろう。

今、ブルーレイをお持ちである方と言うのは、
すなわち、
極めて進取の気勢に富む、極めて純粋なマニア達なのだ。
輪を掛けて、映像が、音楽が、好きで好きでしょうがない方達なのだ。

だからこそ、
高い機器代金を支払って、
高いメディアソフト代を捻出して、
今日も、いそいそとエアチェックに勤しんでいらっしゃる訳で、
そんな善良な方達に、悲涙の雨を注いではいけまい。

やはり、
規格が統一されても、
現在のブルーレイとの互換性は確保しておかなくちゃ。

ファンあってこそのメーカーであろうに。

ブルーレイを先に世に送り出したメーカーの責任は、
それくらい重いものなのである。

まぁ、
そう言う事はさておき、
ホントに映像関係の日進月歩は目覚しい。

ハイビジョン映像を録画できるメディアレコーダーが登場して間もないと言うに、
愛知万博ではハイビジョンと比べ16倍もの解像度を誇るスーパーハイビジョンが上映されていると聞く。

【参考】愛知万博 グローバル・ハウス オレンジ ホール
http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.5/C3.5.4/C3.5.4.2/index.html

当然、このスーパーハイビジョンについても、
次々世代のメディアフォーマットになって来るであろうから、
メディアフォーマット自体の寿命は、今後益々短くなって行く事は、容易に察しが付く。

じゃぁ、
今、録り溜めしてある膨大なソフトの山は、一体、どうなるの!?

そもそも、
コピーワンス放送なんて、
新しいメディアへ移行させようと考えた所で、
ダビングする事自体、御法度だぞ。

そう、
結局、今ある機器を、後生大事に取っておかなくちゃ、
将来、再生する事すら与わないのである。

だが、
機器が壊れてしまったら?

部品在庫には、当然、限界があるであろうし、
その機器で使っている同じ部品が、将来も手に入るとは考えにくい。
部品も進化しているのだ。

と言う事は、
優良なオーディオビジュアルファンであればあるほど、
結果的に、涙ぐましい努力を強いられてしまう。

例えば、
先行き真っ暗なD-VHSの将来を憂い、
保管用として、D-VHSをもう1台購入したりする、
そんなファンの方も決して珍しくはない。

そして、
レーザーディスク愛好家の方々なんかは、もう既に、淘汰の渦中にいらっしゃる。

最後の牙城、パイオニアがレーザーディスクの生産打ち切りを行って久しい。

壊れても、修理する事すら、ままならないと言う状況下の中、
レーザーディスクで好きな映画を楽しんでいらっしゃるのだ。
まっこと健気ではないか。

メーカーは、こんな全うなファンの姿を、ゆめゆめ軽んずべからず。

昨今のAV不況を拱(こまね)いたのは間違いなく、
ユーザーに不親切な販売店とメーカーサイドにある事を忘れてはならない。

ミニコンポで良し、とする多勢が育ったのは、
ユーザーにとって敷居を高く感じさせる販売店と、
難解な専門用語ばかり押し付けているメーカーである。

つまり、
良い音を求めるユーザーが減ったのではない。
良い音を求めるユーザーを育てて来なかったのだ。

オーディオの楽しさを伝える伝道師、
当マイストは、不遜にも、そう言うものを目指している。

トーシロでも楽しめるAVライフ!

一部のマニアのためだけのモノじゃぁ、決してないのである。

貝崎さんへの書簡 〜ナイアガラJRとナイアガラ・スタンダード〜
2005/03/30
   □ ※ 筆者注 ※
   □ 2003年冬頃、貝崎氏に宛てた私の試聴記を、
   □ 加筆訂正の上、掲載させて頂きます。

かく言う私はクランツファンである。

PB-JRUから始まって、PB-REXU、PW-3、
そればかりか、
ケーブルは全て1Sシリーズで揃えてしまうと言う、徹底した血迷いよう。

そして、
ジャンパーケーブル、スピーカーアタッチメントまでをも揃えてしまったのだから、
これはもう、キチガイである。

そこに今度、
新たに電源タップが発売されると聞いては堪らない。

ナイアガラ・スタンダードである。

大御所ナイアガラであれば、値段が値段なだけに、あきらめもつくものだが、
新しく発売されるという電源タップと言うのは、
ちょっと背伸びすれば届くという、ある意味絶妙な価格設定の代物なのである。
〜さながら猫に小判の誘惑〜

とりあえず、
私は貝崎さんに連絡を取ってみる事にした。

しかし、
向こうも結構、強(したた)かなもの。
私の弱点をよくご存じだ。

「どうせなら、ナイアガラJRも一緒に試聴されてはいかがですか?」

グッドなアドバイスは、往々にして懐に深く突き刺さる。
背伸びに加え、ジャンプまでをも、覚悟しろと言うのである。

でも、
良いのである。

結構な事なのである。

今まで私は、先述のクランツ製品をコツコツと取り揃えて来たのだが、
その度に、Very Niceな幸せな時間を手にする事ができた。
音に困れば、貝崎さんに相談すれば良いのである。

そして、
先日ようやく、件(くだん)の電源タップが到着した。
もちろん、兄弟揃って、スタンダードとJRが梱包されている。

早速取り出してみると、
どうだろう、
この重厚感、そして、このどっしり感。

オーディオは見てくれだ、と普段言って憚(はばか)らない私にとって、
彼らの面構えを見るだけで、ホントに惚れ惚れしてしまう。

「ホントに良いモンはねぇ、
 エージングなんか関係なく、一発目で出てしまうモンなんですよ。」

以前、貝崎さんは、こんな事を仰っておられたが、
スタンダードを装着してみると、
なるほど、その事をとっくりと実感させられた。

PW-3もクランツ製品の古株で、
こいつも素性の良いタップには違いない。

が、しかしである。

こいつが生み出された頃と、現在とでは、
職人の熟練度が違うようである。

まず、スケールが拡がった。
今まで気持ちよく伸びきっていると思われた音色が、
実は、まだまだ、こぢんまりした世界だったのである。

つまり、
私のリファレンス、ステイシーケントの歌声に、更に華が加わる。

彼女が部屋に舞い降りて来て、辺りを速やかに包み込む。
鮮やかであり、たおやかであり。

実に、この雰囲気を醸し出したくて、
私は今まで、機器の放蕩三昧を繰り返してきたのであるが、
たかがタップ一つで、易々と、その醍醐味を充分に味わえてしまう。

職人の洗練された技術・・・。

次に、
兄貴分のJRに変えてみる。

そう言えば、
他の方々の試聴記を拝見させて頂いた際に、
スタンダードを強く押す方が大勢いらっしゃった。

確かに、値段的な問題もあって、
スタンダードでも、クランツ魂を十二分に満喫できるだろうから、
私も、それを購入する事になるんだろうなぁ?
などと、ぼんやりと考えていたのであるが、
実際、JRを繋(つな)いでみて、一変した。

拡がりが、まるで違うのである。
響きの伸び具合が、全く別のシロモノなのである。

匂やかに舞い降りて、辺りを優しく包み込み、
するとそこから、彼女が前へ出て来て、しゃなりと頬を撫で始める。
鮮やかに撫で、たおやかに撫で。

その息遣いを感じる距離が、確実に近付いたのである。

とは言え、
スタンダードも優秀なタップである。
貝崎さんが心血を注いで、苦心惨憺、やっと拵(こしら)え上げた素晴らしいタップである。

しかし、
JRと比べてしまうには、やはり、まだ幼い。

実在感、
〜まるで本当にそこで演奏している錯覚に囚われる〜
(freebbcさんの至言)

そいつを是非是非体感してみたいと願ってやまない私にとっては、
どうにも、
ジャンプを決心しなければいけなくなった。

しかし、
Very Niceな幸せな時間と言うものを味わえるなら、
時には、少しの無理をする事も必要なようである。

私は早速、貝崎さんに電話を入れた。

<了>

ローゼンクランツHP
http://www.rosenkranz-jp.com/

DVDレコーダーを考える (後編)
2005/03/16
なぜ私がこんなにデジタル接続にこだわるか?

それは、圧倒的な画質差なのである。

現在、拙宅では、
パナソニック BSCSデジタルチューナー ⇒ ビクター D-VHSの接続に、
@S端子+音声端子、
Ai.link
と2通りの手段を講じている。

アナログ接続は、VHS録画用に噛ましてあるのだが、
両者の画質を比べてみると、
断然、i.linkの方が素晴らしいのだ。

→比較は、チューナー⇒D-VHS⇒モニターと言う経路で行った。
 S端子ケーブルは、SPACE&TIMEのPrism100sv-8N 。
 i.linkケーブルは、オルトフォンDCI-5044SILVER。
 D-VHS⇒モニター間の映像ケーブルは、SAEC DC-3Pプログレッシブ。

【参考】SAEC
http://www.saec-com.co.jp/product.html


輪郭、色のり、質感、
どれを取ってみても、
達人とひよっこ、
S端子映像出力じゃぁ、及びもつかないのである。

とは言え、
両者のケーブルの価格差は、当然考慮に入れねばなるまい。
(何せ、倍ですからねぇ)

その辺を充分に頭に入れながら、
絵をこってりと眺めて、その素養を推し量ってみた結論が、

いやぁ、
やっぱデジタルっしょ!

なのである。

→ただし、AETのクライオの利いたS端子ケーブルは、ちょっと見てみたい。
 拙宅で使っている同社のD端子ケーブルは、ホント素晴らしいもの!

アナログは、輪郭の線が、どうしても潰れちゃうし、
色ののり方もどこかボケてしまう。

一方、デジタルの方は、
いずれを取っても、ビシッと明晰に描写してくれるのだ。

そんな私の偏見に満ちた企みを成就させるべく、のDVDレコーダー。

そして、
東芝、RD-Z1の新登場。

さすがに、この機種においても、
ハイビジョンは、画質を落としてDVDディスクに書き込むようではあるが、
(そもそも、DVDディスクじゃ容量が足りない)
それでも、
ちょっと観てみたいけど、保存はちょっと???
ってなソフトに対しては有効だ。
(元より、525iのSD放送を撮る分には全く問題ない。)

しかも、
ハイビジョン映像をハードディスクに撮り溜めできる、ってのが何よりソソル所。

今まで、観たい番組が連続して放映される時にゃぁ、
テープ残量を勘案すると、
涙を飲んで、どちらか一方しか録画する事が出来なかった。
(だって、D-VHSだもん!)

あるいは、

今まで、3時間半を超える番組なんかにゃぁ、
途中、テープを入れ替えなきゃいけない事を考えると、
涙を飲んで、録画自体を控える事が多かった。
(だって、だって、D-VHSだもん!)

→中途半端な保存状態は嫌いなので、
 これまた涙を飲んで、紅白のマツケンサンバを撮り逃している。

あぁ、
もしRD-Z1が我が家にヒョッコリと現れて下されば、、
私は、こんな無体な状態から、スパーンと解き放たれる事ができるのだ。

天国への階段。

しかし、
そんな良い事尽くめのRD-Z1、
いかんせん、瑕疵(かし)がない訳でもない。

値段がなぁ・・・。

そいと、

未だ発売されてもいない状態でもあるから、
日立の様に、不具合が発生する事態も、十二分にあり得る。

―どうする?

とした所で、
この続きは、後日、
「虹とスピーカーの頃」にて、お話させて頂こうと考えている。

タイトルは、

「トーシバ・トレジャー」!

秘宝か?悲報か?

皆様、乞う!ご期待!!

DVDレコーダーを考える (中篇)
2005/03/14
そいじゃぁ、ここで、
私みたいなDVDレコーダー初心者の方々も沢山いらっしゃるであろうから、
ちぃーっとばかし、私が学んだ事をオサライさせて頂こう。

DVDレコーダーにおいて、録画の経由方法(チューナー→録画機器)には、

@アナログ接続(コンポジット(同軸)映像端子 or S端子 + 音声端子経由)、
Aデジタル接続(i.link経由)、

大きく分けて、この2種類がある。

普通の番組(地上放送)を録画するなら、どちらでも構わないけど、
こと、コピーワンスがかかった放送(BSデジタル放送など)を録画しようとなると、

@アナログ接続

でしか、今の所録画ができない。
(一部できる機種もあるが、ハードディスク→DVDへのムーブ(移動)ができない。)

【参考】コピーワンス
http://allabout.co.jp/computer/av/closeup/CU20040415A/
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20040720/109088/index4.shtml

もし、
コピーワンスがかかった放送をデジタル録画したい場合、
外部チューナーからデジタル接続、と言うのは×だけど、
BSCSデジタルチューナーを内蔵しているモデルを使用すれば可能である。

ただし、機種は限られる上、メーカーごとの一長一短がある。

と、ここまでは前回お話した内容。

そして、
DVDディスクに録画する方式については、

Bビデオ(Video)モード
CVRモード

の2種類があり、
市販されているDVDソフトは全て、Bビデオ(Video)モードにて記録されている。

【参照】DVDプレーヤーでの再生互換について
http://www.pioneer.co.jp/dvdld/oshirase.html

なので、
VRモードで記録されたDVDディスクは、
(困った事に!)普通のDVDプレーヤーで再生する事ができない。

【参考】一部、再生できる機種もあるみたい
http://www.pioneer.co.jp/dvdld/gokansei.html

と言う事は、
友人に、録画したDVDディスクを貸したりとかする場合、
Bビデオモードで録画したモノを渡すのが、懸命である。

友人がDVDレコーダーを持ってるとは限らないし、
また、
VRモードに対応してる?なんて、いちいち聞く手間も省ける。

そして、
コピーワンスのかかった放送をDVDディスクに録画するためには、
@アナログ接続、Aデジタル接続、を問わず、
CPRM対応のDVDレコーダーを使って、
CPRM対応のDVDディスクで、
VRモードとして、録画する必要がある。
(普通のDVDディスクに録画する事ができないのだ)

【参考】CPRM対応
http://www.tdk.co.jp/tjbba01/bba00200.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20041119/cprm.htm

とは言え、
現状のDVDプレーヤーで、
CPRM対応ディスクを再生できる製品は決して多くはない。
(ちなみに、ウチのエソテリックDV-50Sでは×)

つまり、
コピーワンスの付いた番組を録画したDVDディスクは、
現状の所、DVDレコーダーを通じて見る他なさそうである。
(もしくは、数少ないCPRM対応機を通じて)

また、DVDディスクには、
DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+R、DVD+RWの5種類があり、
それぞれ、VHSとベータが乱立しているみたいなもので、共に互換性はない。

そして、既述のように、
記録方式は、どのDVDディスクも、皆同じで、
BビデオモードもしくはCVRモード、と言う方式で録画を行う。

ま、
5人の小人がいて、
日本語で語り掛けるか?英語で語り掛けるか?
と言う事なのだと思う。

なので、
録画するにしても、再生するにしても、
どの小人にするのか?
どの言語で語り掛けるのか?
選ぶ必要がある。

と、
書いた所で、一休み。

ふ〜。
難しいにゃぁ。

結局、
ディファクトスタンダード(業界世界基準)を取りたいハードメーカーの私惑と、
違法コピーを排除したいソフトメーカーの思惑、
両者が、タッグを組んで、
ユーザーに無理難題を押し付けている格好になっている。

排除よりも、競合の方が、マーケットシェアが拡がると思うし、
(パソコンでもゲーム機でも、ソースコードを公開した企業が勝ち残った)
まるで、大人の世界の、やんごとなき事情を、
年端も行かない子供に対して要求してしまってるようなものである。

でも、
コピーワンスの問題は、私なりに論じてみたいので、
後日、詳述予定。

と言う事で、
以上、振り返りの時間でした!

つづく

追記

ちなみに、
チューナー→録画機器(アナログ接続)の間に、「ある箱」を噛ますと、
コピーワンスのかかった番組も、
ハードディスク(HDD)やDVDディスクに録画する事は可能なそうな。

世の中、うまく出来ておりまする。

http://www2.wbs.ne.jp/~cp-guard/web_1.htm

DVDレコーダーを考える (前編)
2005/03/12
―しかし、

どないなっとんねん!!

近頃、DVDレコーダーってモノが、めーっちゃ気になってしまい、
ネットを使い、
Hiviを熟読し、
はたまた店頭まで出向いてパンフレットまで持ち漁り、
私なりに色々と調査してみたのであるが、
正直、
何が何やら、さーっぱり分からないのだ。

DVD-R?
DVD-RAM?
DVD-RW?
+Rとか+RWなんてもありやがる。

DVDなら、ぜーんぶ一緒、
と思いきや、
先述通り、実に多彩なDVDフォーマットが混在しているのである。

しかも、どうやら、
記録方法の種類も2種類あって、
VRモード、
ビデオモード、
と言うモノまであるらしい。

もっ回、言う。

どないなっとんねん!!

しかし、
こう叫んでしまう(怒りの)気持ちとは裏腹に、
私には、私なりに、どーしてもDVDレコーダーを仕入れたい訳がある。

すなわち、
D-VHSテープを減らしたいっ!
と言う事なのである。

そもそも、私は、ビクターのD-VHS(HM-DHX1)の愛用者であり、
録画は専ら、D-VHSに頼るしかなかったのだが、
しかし、このメディア、
やたらと置き場所を取ってしまう。

そらそうだ。
こんな小さな弁当箱みたいなもんが、
映画1本につき、一つづつ増えて行く勘定だから、
当然、収集が付かなくなるってのも道理な話である。

部屋には、未だ見もしないD-VHSテープが溜まる一方。

なので、この際、
ハイビジョン以外の番組に関しては、今後、DVDで保存して行こう!
そう考えたのである。

で、
セコセコとDVDレコーダーの情報を集めだした途端―、

パニック!

調べりゃ調べるほど、ドンドンややこしなるっちゅうねん!

そして、
問題は、難しい専門用語の羅列だけに留まらない。

DVDレコーダーならではの諸問題まで私の前に立ち塞がったもんだから、さぁ大変。
右往左往にも拍車が掛かる。

中でも、
その最たるものが、

―コピーワンス問題

である。

【参照】
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040412/copy1.htm

元々、
私は、地上放送を録画する事が、ほとんどない。

録画は専ら、BSデジタル、もしくはCS110度。

だが、
コピーワンスが掛かった放送を録画しようとなると、
既存の大方のDVDレコーダーにゃぁ、どうもi.linkが使えないのである。
(外部チューナー→i.link→DVDレコーダー=×)

それじゃ、困る。
せっかくのデジタル放送なのだ。
録画するなら、やはりデジタルで残したいぞ。

ところが、
今のDVDレコーダーの現状を見渡してみると、
実に、おそまつ君が、見事に蔓延(はびこ)ってしまっている。

お!?
SONYのスゴ録シリーズに、i-linkが付いてるモノがあるぞ!
(RDR-HX90&RDR-HX100)

→デジタルビデオカメラ専用
(i-linkじゃなくて、DV端子なんだって。)

じゃぁ
パイオニアは?
(DVR-920H-S&DVR-720H-S)

→ムーブ不可!
(外部からi.link経由でハードディスクに録画されたモノは、ムーブできない!?)

発見、ぬか喜び、の繰り返し・・・。

結局、
BSデジタルをそのまま録画するためには、
値段的に、ガン!ガン!ガン!と、その上の、
ハイビジョンまで録画できるタイプ、
すなわち、
BSデジタルチューナー内蔵型のDVDレコーダーを選ばなくちゃいけないようなのである。

しかも、
この手のタイプ、
製造しているメーカーの幅が極端に少ない。

シャープと日立の2社。

【参照】SHARP HP
http://www.sharp.co.jp/hi-vision/index.html
(DV-HRD300,DV-HRD30,DV-HRD3)

【参照】日立 HP
http://av.hitachi.co.jp/deck/
(WOOOシリーズ、DV-DH400T,DV-DH250T,DV-DH160T)

そして、
いずれのメーカーも結構なマイナス要因を孕(はら)んでいて、
余り楽観視もできない。

シャープは、チューナーの画質が悪いらしく、
また、個人的にも、あのケバケバしいEPG画面が余り好きではない。

日立は日立で、
メーカーとして発売する初号機であるためか、
購入後の不具合が少なくない、と言う多数のユーザーの御意見。
(録画ミスとかムーブミス等)

でも、
これらの機種を選ぶくらいだったら、
もちょっとプラスすれば、値段のこなれて来たブルーレイが買えてしまうなぁ。

などと、案じてた所に、
悩める吟遊詩人に、またもや別の選択肢が示されてしまう。

ハイビジョンまで録れてしまうDVDレコーダーが新発売!
東芝、RD-Z1の新登場であった。

【参照】

http://www3.toshiba.co.jp/hdd-dvd/products/hdd/rd-z1.html

つづく

映像機器を考える
2005/01/21
さて、
最近とっても興味をソソル話題が出ているので、
じゃぁ、私も一つ。

プロジェクターである。

話題の在処(ありか)はK-DMCさんの掲示板。
【参照】K-DMCさんHP
http://www.k-dmc.com/
今後のプロジェクターについての話題で、結構盛り上がっている。

そう、
プロジェクターは、今後、どのように発展して行くのであろうか?

私は先般、マスモニに感動したと言う文章を書き上げたばかり。

今の所、
私の嗜好はすっかりブラウン管にばかり行っている。
(拙宅では現在、Victor HD36D-1500を使用。)

けれど、
何もプロジェクターが悪いと言っている訳ではない。

それぞれの一長一短をオーナーがどう捉えて行くか?と言う観点から、
私はブラウン管を選択したいのだ、と言う事も、前々から述べさせて頂いている。

ところが、
ここに、大変興味深いご意見を仰られる方がいらっしゃった。

「ブラウン管とプロジェクターでは、
 そもそも、それらの位置するフィールドが違うのではないか?」

実は、
この点について私なりに論証してみたい、と言うのが今回のテーマ。

果たして、ブラウン管とプロジェクターとでは、
元々、追求すべきモノが違っているのであろうか?

元来、
二つの持つ特徴は全く異なっていると言う事は、皆さんよくご存知だ。

大画面の持つ大迫力!
ホームシアターを醸し出す雰囲気!

プロジェクターには、シネマライズできる楽しみが過分に揃っている。

一方のブラウン管と言うと、

画面が小さい・・・。
重いし、置き場所にも困る・・・。
(うーん、こう書いていると、まるでダメ男君だなぁ)

ブラウン管にゃぁ、不利な点がやたらと目に付いてしまう。

だが、
そんなに弱っちいブラウン管にも、
プロジェクターに戦って行ける武器は兼ね備えている。

解像度(輪郭が綺麗)。
質感(色の出方や乗り方)。

こと、絵作りにおいては、
ブラウン管は、プロジェクターどころか、他の陣営の追随すら許さない。
(ちなみに、液晶は黒がテカるし、プラズマはドット感がどうしても気になってしまう。
 でも、クオリア005が発売されて、形勢逆転の部分も。)

つまり、
私がブラウン管を選ぶ理由と言うのは、
その絵作りについて買っているのである。

じゃぁ、
それぞれの用途は別々の所にあるのか?と言うと、
こと私に限って言えば、全くの一緒である。

地上波のTVを見る時間より、
DVDやD-VHSで映画を楽しんでいる時間の方が遥かに多いのだ。

いや、
映画を楽しむためにこそブラウン管を導入しているのだと言っても、
全く差し支えないだろう。

なぜなら私は、コテコテを好む人なのである。

では、
プロジェクターに対して、ブラウン管並みの解像度や質感を求めて行く事は、
果たして、無謀な事、あるいは筋違いな事なのであろうか?

具(つぶさ)に見ると言う事と、映像に浸る事ができると言う事、
それは、それぞれ、全く違うスタンスなのであろうか?

私はこう考える。

それは、アナログに対する技術者の挑戦ではないかと。

映画のフィルムについて考えてみよう。

詳しい構造は、門外漢の私にはチンプンカンプンであるが、
とにかく、レンズに写った映像をそのままフィルムに焼き付けている以上、
記録すると言う事において、
それは極めてアナログ的な保存方法である事が分かる。
あるものを、あるままに、写しているのだ。
(感度とか露出とか持ち出すとややこしいので、ここでは言及しない。)

ところが、
その素材(ソース)を、電気処理を通した上で見てしまうと、
途端に映像の質自体が変わって来てしまう。

DVDで記録しようが、D-VHSで記録しようが、
あくまでそれは、電気処理と言うフィルターを通して記録する、と言う事であり、
フィルターを通して出て来るものである以上、
記録された映像がソースと違って来ると言うのも当たり前の話である。

じゃぁ、
記録されたものにバイアスが避けられないのなら、
できるだけ良いフィルターを作り出そう、
そう考えるのは、実に前向きな話であり、
各社、凌(しの)ぎを削っているのは、実にこの点であると考える。

ある程度の変質がしょうがないのなら、
鑑賞する上において、
出て来た映像を、どれだけ気持ちの良いモノに仕立て上げる事ができるのか?

電気処理を施された記録ソースを
電気処理を施された再生機器を使って、
電気処理を施された映像機器で映し出す。

物事はシンプルな方が良い、と言う事は往々にしてよくある事で、
焼いた写真にそのまま光を当てて映すだけと言う、
とっても単純な構造から作り出された映像に対して、
どれだけ、技術者の叡智や経験でもって挑む事ができるのか?

そのアプローチとして、
解像度を上げてみようだとか、質感を向上させようだとか
そう言う話が出て来てしまうのだと、私は考える。

そして、
各技術者がこれまで編み出して来た映写フォーマットには、
実に多種多様なそれが存在し、
プロジェクター、ブラウン管、液晶、プラズマ、SED、
それぞれ全くタイプ違うフォーマットが混在してはいるものの、
しかし、私の志向からすれば、目指すべき方向は一緒なのだと考える。

いかにアナログ的記録再生方法に近付く事ができるのか?

レコードに挑むSACDみたいなもので、
しかし、音響機器にしても、
「細かい描写ができる=優秀再生機器」では決してない。

精緻な描写力を備えた上で、
音の厚みや、音触の心地良さ、
更に、トータルバランスを調整する事が非常に重要な事であり、
各社各様、各種各品、
この辺が、作り手側のセンスを大いに問われる部分である。

すなわち、
映像機器においても、この作り手側のセンスと言うものが非常に大事なのであって、
映像におけるトータルコーディネートは、
音響機器以上に、重視すべきであると考える。

つまり、
解像度や質感、
それぞれ、技術的に追求して行く事は非常に良い事であって、
しかし、その一方で、
トータルカスタマイズ、
全体的な絵作りをした上での解像度や質感である、と言う事に
充分に留意しなければいけないのである。

目指すはアナログ映像。

耳がアナログ的なものを自然に心地良く感じてしまうのと同様、
目もアナログ的なものについつい引き込まれてしまう。

多種多様な映写フォーマットにおいても、
絵作りと言う点においては、全く同じスタンスなのであり、
技術者の、アナログに対する種別のアプローチ方法であるとも言える。

そして、
今までの歴史が長い分、
解像度において、
質感において、
トータルコーディネートにおいて、
絵作りと言う点では、ブラウン管には一日(いちじつ)の長があるのである。

「そいでも、あんた、
 もし小金が舞い込んだら、
 NECのHT1100Jを所望したかったんじゃないのかい?」

―ギクっ!

ブラウン館の住人といえども、シネマライズ願望と言うものはモチロン存在し、
すなわち―、

拙僧に節操なし!

グリーンジャンボが待ち遠しい、今日この頃なのである。

<了>

【参照】NEC HT1100J
http://www.nevt.co.jp/pjs/ht/ht1100j.html

ありゃ!?わてが写ってる!
2005/01/07

クオリアと飯田明氏顛末記 後編
2004/12/20
私のSONYに対するイメージは、余り良いモノではない。
結構、故障してしまうのだ。

ビデオデッキやMDデッキ、
メイドインSONYは、我が家では、ありふれた製品ではある。

ところが、
テープが閊(つか)えて出て来なくなったりだとか、
MDテープがEject出来なくなったりだとか、
買って早々のトラブルが、実に多かったのである。
(皆さん、そんな事ありません?)

前中篇と、何やらクオリアの称讃めいたコメントになってはいるものの、
いやいや
(上記の理由により)
どっちかってーと、いささか否定的な見地が大きい中での、素直な感想だとお含みおき頂きたい。

つまり、
それだけクオリアの衝撃が凄かったのである。

飯田氏のHPより、何枚か、映像をお借りさせて頂こう。



実物は、写真で見る以上に赤の色が綺麗だし、
しかも、この解像度!

まさにデジカメで映したような映像が、
スクリーン上で動いてしまうのだ。



文字の輪郭にギザギザが出ないのにビックリ!



木の葉の発色は、実際に見た時の方が上。
もっともっとナチュラルな感じに仕上がっている。

【参考】氏のHPに、上記映像の詳細な説明があります。
http://members.stvnet.home.ne.jp/xtw/index.html

とまぁ、
普段、氏のHPの写真でしか見てなかった映像を、
実際に体験させて頂いて、
氏の仰られる事は、何ら誇張されたモノではなく、
まさに、
凄いモノは、やはり凄いのである。

しかし、
何を隠そう、
私が驚いたのは、クオリア004の事ばかりでは、決して無かった。

それ以上に溜息を吐かされたモノが、
―マスモニ
だったのである。



【参考】マスモニのハイビジョン映像については、下記urlに、飯田氏の詳しい説明があります。
http://www3.yomogi.or.jp/digibeta/shdv/shdv01.html

クオリア004で見るハイビジョン映像に、充分、腰を抜かしたにもかかわらず、

何!?
この解像度!?

マスモニ(この時は14型)で、更に魂消(たまげ)る羽目になってしまった。

「こんなモン見ちゃダメだよ!大変な世界だから。」

と言う氏の言葉を他所に、
私は、禁断の果実を、ついつい頬張ってしまったのである。

これで見るハイビジョン映像は、
綺麗なんて形容詞が陳腐化してしまう程に、出色の存在!

比すると、
クオリア004の映像ですら、ボケボケの映像だったのかと気付かされてしまうくらい、凄いのである。

氏、いわく、

「32型のマスモニが売っててねぇ。」

ほ、欲しい!
そんな夢のような機材が手に入るなら、女房を質に入れても・・・。

「300万くらい、するね!(値段が)」

・・・。

よくよく愛川欣也にご縁があるようである。

しかし、
住む世界が違うとは言え、
この日は本当に勉強になった一日であった。

氏と直接お話する機会にも恵まれたし、
何より、
これから映像がどのように発展していくのか?
と言う体験をさせて頂いた事が、本当にありがたい。

しかも、
これだけキヨミズ過ぎる世界であるのだから、
キレイさっぱり、
未練など、起こる余地もなく、
ただただ、
世の中の日進月歩を心待ちにすれば良いのである。

そして、
万景峰号の出航は、
往々にして、時を待っていてくれるものなのである。

<了>

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